※2 単位:10Lot(10,000通貨)あたり。スワップポイントは政策金利や為替変動等によって日々変動します。また、プラス(受け取り)からマイナス(支払い)に転じる場合もあります。

トルコリラ/円の証拠金革命!

※ 2018年12月17日(月)~12月21日(金)までの期間で適用

・為替市場は原則平日24時間取引が可能でありますが、トルコリラはマイナー通貨の ため、取引可能時間(午後3:00~翌日午前 1:00まで)が限られており、当該時間以外は取引できない場合があります。
・取引時間外であってもレート配信がある場合は取引は可能ですが、急にスプレッドが広がったり、レート配信が停止し意図した取引ができなくなる場合がありますのでご注意ください。
・トルコリラはマイナー通貨であることから、米ドルやユーロに比べ流動性が相当に低く、少しのレート変動でもスプレッドが大きく広がることがあります。また、政治的要因や金融情勢の変化、地政学的要因など様々な理由はありますが、少しの情勢の変化でも大きくレートが変動したり、レート配信が停止したり、スプレッドが広がったりした結果、意図した取引ができないことがあります。また、上記記載したような状態が発生した結果、ロスカットができない等の理由によりお預かりしている証拠金以上の損失が発生する場合もありますので、お取引いただく場合は十分ご注意ください。

トルコリラとは?

What is peso Turkish lira?

トルコはイスラム圏の中で大国であり、オスマン帝国時代からトルコは東洋と西洋の貿易の中継点として栄えてきた国です。日本とは古くから交流があり1890年にオスマン帝国の軍艦エルトゥールル号が 和歌山県沖で座礁、多数の犠牲者を出した遭難事件に日本側が献身的に救助に当たったことで両国のきずなが深まりました。

今年はその125周年記念にあたっています。 イスラム諸国の中で最大の親日国としてトルコと日本の交流は今後も一層深まっていくでしょう。

トルコ経済

Turkish economy

トルコは、地理的にアジアとヨーロッパをつなぐ重要な位置にあり地理的な重要性は昔と変わりません。トルコの産業はサービス業が約60%、工業が約25%で人口8000万人、若年人口も非常に多く今後も伸びていき、2018年にはヨーロッパ最大の人口大国となることが予想されています。

トルコは欧州、中東、中央アジア、ロシアといった巨大経済圏と隣接しておりアジアとヨーロッパを繋ぐという地理的優位性から歴史的に貿易・金融の中継点として栄えてきました。 トルコは中東で最大の経済規模を誇り、主産業である観光産業以外に自動車産業といった重工業にも進出しGDPは安定した成長を遂げています。

経済成長率((当年のGDP-前年のGDP)÷前年のGDP×100)は2009年には-4.70%とマイナス成長 でしたが、2011年には11.11%と急成長。その後も4.79%から8.49%と高い成長を遂げています。 ただし2016年は世界経済の鈍化もあり2.88%とトルコの成長率も鈍化しました。

財政収支(対GDP比)は2002年に-14.04%と悪化しましたが、その後2011年には-0.57%と大きく改善。その後-1.0%~-3.0%で推移しています。金融システムは安定しており金融機関の破たんはリーマンショック時でも発生していないほど健全性が高いです。

インフレ率は2004年に10%以下に下がりその後は6%台から8%台で横ばい推移。そのため政策金利を段階的に下げてきていますが、それでも中銀の目標の5%プラスマイナス2%の上限を越すこともあるため慎重な金融政策を維持するものと考えられています。

トルコリラのかかえるリスクについて

About the risk of Turkish lira

高金利は確かに魅力ですが、トルコを取り巻く環境はいいものばかりではありません。

まず地政学的なリスクがあり、中東からの難民問題は深刻な問題です。 ISの活動によりテロリスクも高く、治安の悪化が海外からの積極的なトルコ進出を阻む要因となっています。

更に現在のトルコ経済の悪化とエルドアン大統領の長期独裁政治化があげられます。 輸出の伸び悩みと高水準の失業率・家計の消費活動の停滞からトルコ国内の需要は低下しており景気は停滞する可能性が高いと思われます。

更にエルドアン大統領が独裁政治長期化を狙って反対派を弾圧。 また国民の人気取りを狙ってトルコ中銀へ利下げの圧力をかけていることもあげられます。 首相当時、エルドアン大統領は、2013年頃から国会で中銀の利上げ施策批判を繰り返してきました。

中央銀行は、インフレ抑制や通貨防衛のために必要な時に利上げを行おうとしても大統領が利下げ圧力をかけるため、機動的な金融政策を採れずリラは下落傾向を脱しきれませんでした。さらに2018年7月、エルドアン大統領が財務相にエネルギー天然資源相から横滑りで娘婿のアルバイラク氏を任命したことも大きなリスクと言えます。経済運営手腕が未知数であったアルバイラク氏の起用に対し市場はリラ相場急落で反応しました。アルバイラク氏は金融引き締めを嫌い中銀に圧力をかけてきたエルドアン大統領に近い金融政策を採る可能性が高く、エルドアン大統領が経済運営や財政支出等の重要な事案を今まで以上に意のままに行う可能性がより強まったと言えるでしょう。

週足のチャートを見ると30.00円の大台を2017年1月と4月に割りこみましたが、29円台前半でダブルボトム完成。 2015年12月からボリンジャーバンド週足のセンターラインを越すことが出来ず、ずっと上値が押さえられてきましたが2017年4月にこの週足のセンターラインを越して反転し、32.381円まで反発しましたが週足の一目均衡表雲に入って失速。再び30円を割り込んでからは上値が非常に重たくなって再び下落トレンドとなってしまいました。25円を割り込んでからはなんとか22円で下げ止まっていましたが2018年8月に急落。ダウントレンドチャネルの下限である16円を割り込むほどの暴落となってしまいました。暴落のきっかけは米国人牧師拘束問題をめぐって、8月10日にトランプ米大統領がトルコへの追加経済制裁を発表したことでした。

トルコで2016年7月に起きたクーデター未遂事件の関係者らを支援したとしてテロ関連の罪に問われて自宅軟禁されてきた米国人のブランソン牧師が10月12日に解放されたことで、19.45円抵抗線を上にブレイク。ポンペオ米国務長官が10月17日、ブランソン氏拘束への対抗措置として発動したトルコ関連の経済制裁を解除することを示唆し20.207円までタッチ。その後戻り売りに潰されて一旦19.074円まで下落しましたが今は20円を再び越えて推移しています。現状は21週移動平均線に絡んで推移していますが、再び上値を止められる可能性があり抜けても22.25円には非常に強い抵抗線があります。25円を越えてその後、日足の雲上限27.325円を完全に抜けてくれば30円の大台を回復する展開も見えてくると思われますが、基本的には今後も戻り売りが強い展開を予想します。

高金利スワップのメリットを享受するためには買いポジションを取らなくてはなりませんがまだ通貨の下落リスクに注意する必要があります。 あくまでも中期保有を前提とした買いポジションを想定しています。 リラ買いを仕込むのであれば、中期保有を前提に低レバレッジで買いを分散して仕込む戦略がよいのではないかと考えています。 またある程度利益が乗ったら一旦利益を確定することも視野に入れて投資を行った方が効率的だと考えています。

トルコリラ/円でスワップ運用

Take advantage of the swap of TRY/JPY

トルコリラ/円でスワップ運用

他社と比較

Compared to other companies

トルコリラ/円(TRY/JPY)のスプレッドを他社と当社で比較してみました。
LION FXのスプレッドは、他社と比較しても高水準のスプレッドとなっております。

他社と比較(スプレッド)

"トルコリラ/円を小林芳彦氏が分析

Mr. Kobayashi's analysis of TRY/JPY

小林芳彦氏

プロフィール

【トルコの政策金利】1週間物レポ金利
2010年から2013年12月までは7.00%から4.50%まで政策金利は段階的に引き下げられてきましたが2014年1月にインフレ防止のため、突如とし4.50%から一気に10.00%へ引き上げました。

2014年5月に9.50%へ引き下げてから、その後は徐々に切り下げを行い2015年2月には7.50%まで下がりその後2016年10月まで7.50%据え置きで来ましたが、2016年11月に8.00%へ利上げして現在に至ります。

主要国の政策金利はNZの1.75%が最も高く、豪州の1.50%、米国の1.00%、カナダ0.50%、英国0.25%、日本0.10%、そして欧州は0.00%となっており、トルコの政策金利の高さが目に付きます。 米国は既に利上げに舵を切っていますが、その他の国では金融緩和が継続しており、具体的にテーパリングまで行っておらず、8.00%の政策金利であるトルコの高金利通貨ぶりが際立っています。 (注:テーパリングとは、量的緩和策による金融資産の買い入れ額を順次減らしていくこと。)

トルコ中銀は2017年1月10日に物価と金融安定を守るため為替市場でリラ防衛のため、介入も辞さない構えを示しています。エルドアン大統領は景気てこ入れのため利下げを中銀に呼び掛けている状況ですが、トルコ中銀は利下げに応じる可能性はほとんどなく、金利差を生かしたスワップ金利の魅力を今後も享受できる通貨だと位置づけることが出来ると考えています。



※このレポート(2018年12月18日時点の情報)は情報提供を目的とし、投資の断定的判断を促すものではありません。お取引における最終的な判断は、お客様自身で行うようにしてください。 この情報により生じる一切の損害について、当社は責任を負いません。本レポート中の意見等が今後修正・変更されても、当社はこれを通知する義務を負いません。著作権はヒロセ通商株式会社に帰属し、無断転載を禁じます。

会社概要

Company Outline

商号 ヒロセ通商株式会社
業務内容 第一種金融商品取引業
登録番号 畿財務局長(金商)第41号
加入協会 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
本社 〒550-0013 大阪市西区新町1丁目3番19号 MG ビルディング
TEL 0120-63-0727(フリーダイヤル)
06-6534-0708(代表)
FAX 0120-34-0709(フリーダイヤル)
06-6534-0709