※2 単位:10,000通貨あたり。スワップポイントは政策金利や為替変動等によって日々変動します。また、プラス(受け取り)からマイナス(支払い)に転じる場合もあります。

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トルコはイスラム圏の中で大国であり、オスマン帝国時代からトルコは東洋と西洋の貿易の中継点として栄えてきた国です。 日本とは古くから交流があり1890年にオスマン帝国の軍艦エルトゥールル号が 和歌山県沖で座礁、多数の犠牲者を出した遭難事件に日本側が献身的に救助に当たったことで両国のきずなが深まりました。
今年はその125周年記念にあたっています。
イスラム諸国の中で最大の親日国としてトルコと日本の交流は今後も一層深まっていくでしょう。



【トルコ経済】
トルコ経済は、若い人口の比率が高く経済成長のポテンシャルが高い新興国です。
今後も生産年齢人口の増加が経済成長を牽引する可能性が高いと考えられます。

トルコは中東最大の経済規模、堅実な財政政策と厳格な銀行監督を背景に安定した発展を遂げています。 トルコの主産業は観光産業。トロイ遺跡や、地中海のリゾートを観光の目玉に世界中から観光客が毎年2000万人以上訪れます。
最近は観光産業に加えて自動車産業のような重工業にも進出しておりGDPは安定した成長を遂げています。 GDP成長率は2010年には9.2%と急成長しましたが、その後も2012年2.2%、2013年3.0%と安定成長を遂げています。

一方2013年の財政赤字は名目GDP比わずか1.5%で、政府債務残高も名目GDP比36%と非常に低い国です。金融システムも安定しており金融機関の破たんはリーマンショック時でも発生していないほど健全性が高いです。
インフレ率は徐々に低下しているため政策金利を下げてきていますが、それでもまだ中銀目標の5%プラスマイナス2%の上限を超えているため、慎重な金融政策を維持すると考えられます。さらに原油安を受けて貿易収支の改善が見込まれることから経済情勢は一段の改善が進む可能性が高いと考えられます。

トルコリラ/円のスプレッドを他社と当社で比較してみました。

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【トルコの政策金利】1週間物レポ金利
2010年から2013年12月までは7.00%から4.50%まで政策金利は段階的に引き下げられてきましたが2014年1月にインフレ防止のため、突如とし4.50%から一気に10.00%へ引き上げました。

2014年5月に9.50%へ引き下げてから、その後は徐々に切り下げを行い2015年2月には7.50%まで下がりその後2016年10月まで7.50%据え置きで来ましたが、2016年11月に8.00%へ利上げして現在に至ります。

主要国の政策金利はNZの1.75%が最も高く、豪州の1.50%、米国の0.75%、カナダ0.50%、英国0.25%、日本0.10%、そして欧州は0.00%となっており、トルコの政策金利の高さが目に付きます。
米国は既に利上げに舵を切っていますが、その他の国では金融緩和が継続しており8.00%の政策金利であるトルコの高金利通貨ぶりが際立っています。

トルコ中銀は1月10日に物価と金融安定を守るため為替市場でリラ防衛のため、介入も辞さない構えを示しています。エルドアン大統領は景気てこ入れのため利下げを中銀に呼び掛けている状況ですが、利下げに応じる可能性はほとんどなく、金利差を生かしたスワップ金利の魅力を今後も享受できる 通貨だと位置づけることが出来ると考えています。

高金利は確かに魅力ですが、トルコを取り巻く環境はいいものばかりではありません。

まず地政学的なリスクがあり、中東からの難民問題は深刻な問題です。
ISの活動によりテロリスクも高く、治安の悪化が海外からの積極的なトルコ進出を阻む要因となっています。

更に現在のトルコ経済の悪化とエルドアン大統領の長期独裁政治化があげられます。
輸出の伸び悩みと高水準の失業率・家計の消費活動の停滞からトルコ国内の需要は低下しており景気は停滞する可能性が高いと思われます。

更にエルドアン大統領が独裁政治長期化を狙って反対派を弾圧。また国民の人気取りを狙ってトルコ中銀へ利下げの圧力をかけていることもあげられます。
首相当時、エルドアン大統領は、2013年頃から国会で中銀の利上げ施策批判を繰り返してきました。今回も年末の利上げに際し利下げ圧力をかけています。
これは中銀の独立性を損なう不健全な体制といえるでしょう。

週足のチャートを見ると30円が割れましたが、下げ止まる兆候はまだ出てきてはいません。
高金利の魅力はあるものの、為替市場では米ドルの独り勝ち状態が続いており、米ドルの金利上昇傾向を背景にドル買いが強まっており、発展途上国などの通貨は総じて弱含み。
ここにきて118円台から112円台までドル円が崩れてきているため、全般的にクロス円も弱含みとなっています。

トルコ円も例外ではなく、33円台から30円割れまで円高が進み、高金利スワップのメリットを受け取るためには、買いポジションを取る必要がありますが、通貨の下値リスクには充分注意が必要です。
あくまでも長期保有を前提とした買いポジションを想定しています。

今後の金融政策で国内景気を支える意味でエルドアン大統領の圧力に負けてトルコ中銀が利下げに舵を切る可能性も皆無ではなく、高金利のスワップ金利が将来減少してしまう可能性もわずかながら残っています。

トルコ円の値動きから見てすぐのV字回復は厳しく25.00にかけて、ゆっくりと間隔を置いて長期保有を前提に低レバレッジで買いを分散して仕込むタイミングを計るのが戦略としてはいいのではないかと考えています。


※このレポート(2017年3月21日時点の情報)は情報提供を目的とし、投資の断定的判断を促すものではありません。お取引における最終的な判断は、お客様自身で行うようにしてください。 この情報により生じる一切の損害について、当社は責任を負いません。本レポート中の意見等が今後修正・変更されても、当社はこれを通知する義務を負いません。著作権はヒロセ通商株式会社に帰属し、無断転載を禁じます。

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